セーバー病?かかとが痛い小中学生
もくじ
セーバー病
Uくんの場合
セーバー病と診断された小学6年生のUくん(12歳)
サッカークラブに所属しています。
セーバー病(シーバー病)
小学生から中学生くらいの年齢でスポーツをしているお子さんに多い疾患で、かかとの骨(踵骨:しょうこつ)の特に後ろ側(アキレス腱の下あたり)に痛みが出るのが特徴です。踵骨骨端症とも呼びます。
セーバー病の症状
かかとの痛みが中心で、運動中や運動後に痛みが増す場合が多く見られます。痛みの出る場所を中心に腫れが見られることもあります。
セーバー病の発生メカニズム
図のようにかかとの骨はたくさんの外力によってストレスを受けます。
- 地面からの突き上げ
- シューズによる圧迫・摩擦
- 足底腱膜からの刺激
- アキレス腱からの刺激
小・中学生の成長過程にあるかかとの骨はとてもナイーブで、様々な外力によって刺激され、痛みの発生につながります。
セーバー病の一般的な治療
- 理学療法(リハビリ)
- テーピング
- ヒールパット
- サポーター
- 湿布
- 薬物療法(注射など)
などがあります。そこで、病院や整形外科の治療に合わせてセーバー病の症状を和らげるための方法をご紹介します。
セーバー病の症状を改善しよう!
※症状に合わせて無理なく行なってください。また、安全性に配慮した内容になりますが、不安や疑問がある場合はかかりつけの専門医に相談の上、行なってください。

症状を改善するために
セーバー病の痛みを改善する方法として、スパイクシューズや普段のスニーカーの型崩れやクッション性のチェック、靴のフィット感など、親御さんや指導者の方々が確認していただくことも大切な治療になります。スパイクはボールを使った練習の時だけ使用するなどの配慮も必要です。
また、かかとの骨はアキレス腱や足底腱膜といった強靭な組織に包まれているため、体重をささえたり、運動時には大きいテンションがかかり強く刺激されます。そのため、図のように股関節から足の筋肉の連携に関節の固さ筋肉の固さなどの不具合が生じるとかかとへのストレスが生じます。
つまり、かかとの周りの治療のみならず股関節や足首の柔軟性の評価をしながらかかとへの負担を総合的に軽減していかなければなりません。
セーバー病はスポーツを休止することで症状は楽になります。将来的にスポーツができなくなってしまうといった障害も残すことはほとんどありません。しかし、一番スポーツを楽しみたい時期に痛みが出てしまうのも切ないですよね。
はやし鍼灸整骨院ではセーバー病の痛みに対して、かかとにかかる負担を総合的に軽減しながら、極力スポーツを休止することなくプレーできるようサポートさせていただいております。思いっきりスポーツが楽しめるよう、一緒に頑張りましょう!お気軽にご相談ください!
セーバー病でお困りのお子さん、親御さんに伝えていただけるとうれしいです。
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